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釧路川源流部カヌーツアーでは【鏡の間】に立ち寄ります。伏流水がろ過されて清らかな泉となって湧き出しています。さて,【鏡の間】のフチの崖を見てください。「デイサイト」という岩石です。
国道243号線を美幌峠に向かうと右手に円錐形の小高い山が見えます。【丸山】標高229m円錐形の溶岩ドームです。「デイサイト」という岩石の塊りです。このあたりの国道の標高が130mなので標高差約100m。形成されたのはいまから約5,500年前,屈斜路カルデラの中でも新参者です。時代は縄文,突如にょきにょきと大地が盛り上がってきたので,当時の人々はさぞかし驚いたことでしょう。
【鏡の間】は写真の丸山の反対側,弊社は写真の右手小高い丘の上にあります。「デイサイト」が砕かれた礫層で被覆されています。

NHKの某番組を見てるとかつて地学(地形・地質)を専攻した身としては血が騒ぎ始めます。

さて,火山岩には多種ありその分類方法もいろいろとありますが,代表的なものとしてマグマの粘りっこさの強い順に「流紋岩」「デイサイト」「安山岩」「玄武岩」です。これは二酸化ケイ素の含有率の多い順。含有率が高いと岩の色が白っぽくなります。日本の火山で岩を見て「これは「安山岩」だといえば7割がた正解です。あとは岩が黒っぽければ「玄武岩」ですね。

地球内部からの圧力に対してマグマの粘りっ気が強すぎると爆裂的な噴火になる傾向があります。逆に粘りっ気が弱いと溶岩がたらたらと流れ出ています。いま噴火中のハワイ島キラウェア火山がそうですね。【丸山】は「デイサイト」というほどほどの粘りがあって盛り上がったので,もこもことした溶岩ドームを形成しました。


ところで「デイサイト」の見分け方ですが,一概には語れませんが灰色・まだら模様が特徴的です。「流紋岩」もよく見かけます。その名のごとく流れのような紋があります。例えていえばコーヒーに粘りっ気の強い生クリームをそそいだときのような模様です。散歩の際にちょっと傍らの石をみてみると新しい発見があるかもしれません。
弊社主催の「地球の営みを感じるたび」ツアー
屈斜路カルデラの石の意思を聞いてみましょう。地球の営みを感じるスポットをガイド解説付きで巡ります。
N43.5555489,E144.3470125,17