身だしなみや立ち振る舞いと同じように、大人のエチケットとして大切な口臭ケア。
今や口臭ケアは、当然のようにたくさんの人が対策を講じているエチケットとなっていますよね。
その口臭をケアできる口臭サプリも、さまざまな種類が発売されています。
口臭がくさいということは、人とのコミュニケーションにおいて圧倒的不利になるだけでなく、仕事やプライベートでも人とのつながりを疎遠にしかねない原因となってしまうことも。
だからといって、口臭サプリを適当に選び、正しい方法や口臭の原因などを知らずに使っていると、口臭サプリはあまり大きな効果をもたらしてはくれません。
口臭サプリを効率よく使って、口臭サプリの効果を最大限発揮することが大切なのです。
ここでは、口臭の原因から口臭サプリの選び方、口臭対策の方法など、口臭と口臭サプリについて徹底的に追求していってみましょう。
自分の口臭のタイプをしっかりと認識し、どのような口臭サプリを選ぶべきなのか等をご参考にしてみてください。
目次
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口臭サプリってどんなサプリ?
口臭サプリは、気になる口臭や体臭などの改善を目的とした成分が配合されているサプリのこと。
しかし、さまざまな口臭サプリがあり、それぞれの効果や成分、用途なども異なります。
口臭サプリは、大きく分類すると3種類に分類されるといえるでしょう。
- 香りによって、もともとの口臭の臭いを緩和するタイプ
- 臭いの原因物質に対して、働きかけ消臭するタイプ
- 腸内環境を正常化することによって、体内から臭いを抑えるタイプ
口臭サプリは上記の3つのどれか、または複数の効果を持たせることによって口臭を予防する効果が期待できます。
また、口臭には、次のようなさまざまなタイプがあります。
- 持って生まれた口臭
- 食べた物によって発生されている口臭
- 虫歯や歯槽膿漏などの症状がなく、口内環境も良いのに口臭が気になる など
それぞれの口臭によって効果のある口臭サプリは変わってきますし、原因や目的を誤って口臭サプリを用いても、高い効果を得られない場合もあります。
口臭サプリを利用する際には、「自分の気になっている口臭がどのような原因で起こっているのか」、「口臭サプリはどういったものを選んだら良いのか」をしっかりと吟味する必要があるといえるでしょう。
口臭の原因は意外と多い、口臭の原因を探ろう
口臭サプリを選ぶ前に、自分の口臭がどうして発生しているのか、息がくさくなってしまう原因は何か…
まずは、自分の口臭の原因が何であるのかについて知っておくことが大切。
しかし、口臭を発生させる原因は色々とあり、実に多岐にわたっています。
ここでは、その原因について詳しく見ていくことにしましょう。
口腔内の疾患や虫歯がないのに臭う場合は、生理的口臭の可能性
虫歯もない、口腔内の病気や疾患もないというのに口臭がきつい場合。
それは、生理的口臭ということになります。
生理的口臭の原因は?
生理的口臭の原因となるのは、揮発性硫黄化合物(VSC)と呼ばれる物質。
口の中に食べ物のカスが残留する、雑菌が繁殖するということが原因で発生してしまいます。
揮発性硫黄化合物(VAC)の成分
揮発性硫黄化合物を構成する成分としては、メチルメルカプタン、硫化水素、ジメチルサルファイド。
この3つの成分が混ざり合って、口臭という悪臭を作りだしています。
VACの発生を促している要因は?
では、この生理的口臭のもととなっているVAC。
口腔内のどこで発生を促してしまっているのでしょうか。
口腔内でVACを発生させている場所としては、主に下記の2箇所だと言われています。
舌苔
舌苔とは、舌の表面に溜まる白い苔のようなもの。
この舌苔は、舌表面に細菌や雑菌、汚れなどが付着して白く固まったもので、悪臭の原因となるVACの温床となっています。
舌苔からは大量のVSCが発生されているので、この舌苔があると、かなり強烈な口臭を放っているといっても過言ではありません。
歯垢
歯垢は、食べ物に含まれている糖をエサにして繁殖した菌の固まりで、プラークとも呼ばれています。
この歯垢も口の中で発酵し、大量のVSCを発生させる要因に。
細かく歯ブラシが届かないような場所にも歯垢は繁殖していき、気が付かないうちに生理的口臭の原因となってしまいます。
唾液の分泌量が少ないことでも口臭が発生する
口腔内で唾液が分泌される理由は、ただ単に食べ物をスムーズに飲みこむことができるようにというだけではありません。
口腔内を清潔に保つ、口の中を清浄する役割が唾液にはあるのです。
つまり、口の中や歯についた食べ物を溶かしたり、はがしたりするという大切な役割を担っているということ。
そんな大切な役割のある唾液が少なくなると、口腔内は清浄を保つことが難しくなり、口臭の原因菌や菌の温床となるエサが滞ってしまいます。
その結果、きつい口臭を発生させるようになってしまうのですね。
唾液の分泌量が少なくなるケース
- 疲れが溜まっている
- 体調が優れない
- 服用している薬による影響
- 寝起き
- 空腹時
- 口呼吸がくせになっている
- ストレスが溜まっている

虫歯や歯周病、その他胃腸の状態が悪くて起こる口臭は病的口臭
口の中の疾患や病気、その他にも消化器系の内臓疾患等の病気が原因で発生する口臭を病的口臭と呼びます。
病的口臭の場合、病気を治すことで口臭の解消に繋がる可能性も。
しかし、病状が深刻化している場合には、口臭改善までかなりの時間がかかるというケースもあります。
虫歯や虫歯治療による口臭
虫歯は、放置してしまうと神経までをも冒すとともに、ひどい悪臭を放つようになります。
虫歯自体もかなりの口臭の原因となりますが、虫歯が原因となって他の口臭の原因も生みだしてしまいます。
- 虫歯菌が歯茎を侵食することによって作られる膿が悪臭を放つ
- 虫歯治療によって入れた詰め物が劣化して臭う
- 被せ物や詰め物の中で神経や細胞が腐敗、発酵して酷い臭いを発生させる

歯周病や歯槽膿漏による口臭
虫歯とともにかなり強烈な悪臭を発生させるのが、歯周病や歯槽膿漏など歯茎の病気。
歯と歯茎の間に侵入した原因菌によって引き起こされるもので、歯茎の腫れや出血、膿などを伴い、悪臭を発生させます。

胃や腸など消化器官の不調による口臭
胃や腸の状態が思わしくないという場合も、知らず知らずのうちに口臭の原因に。
口臭サプリの中には、胃腸の働きや状態を改善する効果を持つものも良く見かけますが、これは体の内側から臭いを発生させる原因を抑制するためのものです。
胃が原因となる場合
胃酸が喉や口元まで上がってくることで、悪臭を発生させることも。
本来であれば胃の中にとどまっているはずの胃酸は、強力な酸の力で食べ物を溶かすという役割があり、そのため「かなり酸っぱい、臭い」という液体です。
そんな胃酸が喉や口まで上がってくるということは、それだけでかなり強い口臭を招いてしまうでしょう。

腸が原因となる場合
腸の働きが悪くなっているという場合、消化不良によって食べた物が体内に残留し腐敗して、悪臭を放ちます。
その他にも、腸の蠕動運動が弱まると体内の老廃物を便として排出することができない、いわゆる便秘になり、いつまでも体内に残しておくことになってしまいますよね。
すると、悪玉菌が発生させる有害ガスが血液に乗って全身にまわり、やがて肺に流れ、口から呼気としてそのガスの臭いを排出するようになってしまうのです。
食べた物が臭う原因を作りだす、食品由来口臭
食べた食品の臭いが原因となっておこる食品由来口臭は、上記のような口臭の原因が全く無いとしても、その食品を口にしただけで起こります。
ここでは、数多ある食品の中でも、特に臭いがきつい口臭になるものを挙げていってみましょう。
アリシン
ニンニクやニラ、ネギなどに多く含まれている独特の臭いを放つアリシンが、食品由来口臭の原因成分の第1位だといえます。
アリシンの特徴として、摂取後すぐに血液中に溶け込み、体内を循環するため、食べた直後から口臭が発生。
さらには、アリシンが血液中から完全に排出されるまで、数時間~数十時間臭い続けるという場合がほとんどです。
カフェイン
コーヒーや紅茶のカフェインは臭いのほかにも、唾液の分泌を減少させてしまうという働きもあります。
ニコチンやタール
食べ物ではありませんが、タバコに含まれているニコチンやタールも、独特の口臭を招く原因となります。
自分でもできる口臭対策の方法
このように、たくさんある口臭の原因…
自分で少しでも対策をすることによって、改善していくことも可能です。
ここでは、自分でできるいくつかの口臭対策の方法について見ていくことにしましょう。
毎日徹底した歯磨きをする
歯磨きは毎日徹底して、歯の表面だけでなく裏側や細かいすき間などもしっかりときれいにします。
歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシも活用していきましょう。
食べかすや歯垢が残らないようにしっかりと磨いていきましょう。
また、定期的に歯科医に歯や歯茎のチェックをしてもらうことも大切です。
正しい舌磨きも忘れずに
舌苔はかなりの悪臭を放ち、口臭の大きな原因になります。
専用のブラシなどで毎日舌苔を落とし、きれいで清潔な舌を保つことができるようにしましょう。
しかし、正しく舌磨きをしないと、舌を傷つけてしまい、さらに口臭の原因を作ってしまうので注意が必要ですよ。
酒とタバコは控えめに
アルコールの大量摂取も口臭の原因に。
分解しきれなかったアルコールが、アセトアルデヒドとなって血中に流れ、二酸化炭素となって肺から排出されます。
この場合の口臭は、歯磨きやマウスウォシュをしてもどうにもなりません。
また、タバコは口臭だけでなく、血液循環を滞らせ唾液の分泌量も減らしてしまい、さらに口臭の原因を作りだしてしまいます。
お酒、タバコを控えるだけでも口臭は大幅に軽減されるでしょう。
人と会う、大切な用がある時には臭いの強いものを食べない
口臭を発生させたくないような時には、食べ物に気をつけるということも大切です。
大事な仕事や、人とのコミュニケーションを取るという機会がある前は、アリシンを含む食品を避けるようにしましょう。
口臭サプリを活用する
最も口臭を効果的に改善していく方法としてオススメなのが、口臭サプリを利用して効率よく口臭解消をするという方法。
口臭サプリは、体内のさまざまな口臭の原因に働きかけ、臭いの元を根本から抑制してくれる、改善してくれるという効果があります。
体の内側から働きかけるので、自分ではどうすることもできない体内の口臭の原因に対してもアプローチしていくことができます。
さらに口臭サプリは、口臭を予防したリ改善するだけでなく、口臭が発生しにくい体内環境を作ってくれる効果も期待できるでしょう。
その場しのぎの口臭対策ではなく、本格的に口臭を解消していく方法として、最もふさわしい口臭対策だといえるのです。
原因別サプリの選び方、自分に合った口臭サプリを選ぶ
口臭には実にさまざまな原因があり、それぞれの原因にしっかりとアプローチできる口臭サプリを利用することが重要だといえます。
ここからは、実際にどのような口臭サプリを選ぶようにすればよいか、口臭サプリを効率よく活用していくための口臭サプリの選び方をご紹介します。
成分をしっかりと確認して選ぶようにする
口臭サプリが口臭をしっかりと予防してくれる、改善してくれるかどうかは、配合している成分によると言えるでしょう。
そのため、効果的な成分がしっかりと配合されているかどうかをチェックすることは、口臭サプリを選ぶうえでは非常に重要なことです。
口臭サプリの中でも、特に臭いに対して効果的な成分を紹介していきますね。
消臭力が優れている口臭サプリの成分
シャンピニオン
あまり聞き慣れない成分かもしれませんが、シャンピニオンとはフランス語で「きのこ」を意味し、日本ではマッシュルームとして親しまれています。
マッシュルームから抽出したシャンピニオンエキスには、非常に優れた消臭効果が!
さらに整腸作用、腸内環境改善効果が非常に高く、消臭効果が期待できる注目の成分です。
ローズ
ローズの中でも、ダマスクローズから取ることができるローズオイルには、抗菌作用や肌の状態を改善する効果が期待できるでしょう。
実は、このローズオイルを毎日摂取することで、体や口からバラの臭いをさせることもできるようになるのです。
体内に取り入れられることによって、胃や腸において香り成分が吸収され、汗腺などから体外へと排出する際にバラのいい香りがしますよ。
乳酸菌
乳酸菌が体に良いということは、今やだれでも知っている知識となりましたが…
乳酸菌は、口臭予防にも絶大な効果があります。
乳酸菌が口臭に対してどのように効果を発揮するのかについては、大きく分けて2つの効果があります。
乳酸菌の中には、歯周病などの口内細菌に対して殺菌作用を持つものがあります。
口内の口臭の原因菌を殺菌してくれ、口腔内の清浄を保つことで、口臭を解消することができるでしょう。
乳酸菌は、腸内環境を正常化して、腸の蠕動運動を促進、便秘を解消する効果があります。
腸内の残留物が発生するガスが体内に巡り、肺から口臭として放出するという、口臭の根本原因を排除してくれる役割が期待できるでしょう。
柿タンニン
柿に含まれている柿タンニンは、体臭を消臭する効果があります。
柿タンニンに含まれているフェノール性水酸基という成分が体臭や口臭、加齢臭といった臭い成分の原因であるノネナールという悪臭成分と結合、臭いを消してくれる働きを発揮。
さらに、柿タンニンには酸化防止の効果もあり、体内の老廃物や雑菌、不要物などが酸化して臭いを発生させるのを抑制してくれます。
カテキン
抗菌効果に優れたカテキンは、口腔内の細菌の繁殖を抑制、口の中を清潔に保つことによって口臭を予防していくことができます。
さらに、虫歯を予防するという効果もあり、虫歯になることによる口臭も抑えることができますよ。
デオアタック
デオアタックは、植物の天然ポリフェノールが持つ消臭効果をさらに強力にしたもので、酵素の力で高められた消臭力は非常に強力。
コーヒーの生豆やゴボウのポリフェノールから作りだされることが多く、腸内環境を劇的に改善しながら臭いを消臭していくことができます。
昨今では、口臭サプリに非常に良く用いられるようになった成分の1つ。
モリンガ
北インド原産の西洋わさびの木であるモリンガは、非常にたくさんのビタミンミネラル、たんぱく質が含まれていて、栄養価の高い抗酸化物質であるという点に注目が集まっています。
便秘解消やデトックス効果が高く、消臭サプリにも多く利用される成分ですよ。
安全性の高い口臭サプリを選ぶ
口臭を改善するためには、ある程度の期間を必要とします。
口臭サプリを服用する間、服用するにあたって不安や心配がないように、口臭サプリは安心安全のもと製造販売されているものを選ぶようにしましょう。
安全性を重視する際にチェックする項目
安全性を確かめる方法はいくつかあります。
原材料の明確な表示や、原材料の産地などが国産、またははっきりした産地を明示しているという点もよく見ておきましょう。
その他の目安としては、下記のような表示があるかどうかを参考にしてみてください。
GMP体制を整えている口臭サプリ
サプリや医薬品を製造するうえで、法律的に高品質な商品を作るように定められています。
GMP体制が整っているということは、品質や安全性が確保されているといえるでしょう。
有機JASや有機表示している口臭サプリ
使用している原材料が有機栽培されていて安全性が高いという証明となり、安心して口に入れることができる原材料を使用しているということになります。
毎日継続して利用するサプリの原料が、安心安全であるという証明になりますので、継続するうえでの不安を解消することができるでしょう。
HACCPを認証している口臭サプリ
国際的に高品質で安全性が高いと認められているのが、HACCPの認証を受けた口臭サプリ。
衛生管理が製造、加工の工程で徹底されているため安心して利用することができます。
自分の口臭のタイプに合った口臭サプリを選ぶ
自分の口臭が生理的口臭なのか、それとも口腔内や胃腸などの病気由来の口臭なのかによって、利用する口臭サプリは変わってきます。
さらに、それに加えて食品由来の口臭も日常的に予防していくとなると、食品由来の口臭を解消する即効性も必要になってくるでしょう。
自分の口臭がどのタイプなのか、はっきりと正しく判断するということも重要です。
まとめ
現代人にとって、口臭をケアするということは、もはや当たり前のエチケット。
口臭が強い人は、仕事やプライベートでも大きな失敗をしたり、チャンスを不意にしたりしてしまうということもあります。
口臭で人に迷惑をかけることがないよう、他人の口臭が気になったら、自分の口臭も臭っていないかどうか、臭う前に口臭対策をしっかりと行っておくようにしましょう。
口臭対策は、歯磨きや歯科医に通う、臭う食品を避けたり、ガムなどで誤魔化すだけでは不十分です。
普段から口臭サプリを利用し、体の内側からくる臭いもしっかりと消臭しておくようにしましょう。
口臭サプリの成分や消臭力、どういったタイプの口臭に効果があるかなどをチェックし、自分の口臭を効率よく解消していきましょう。
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